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木材の塗料の選び方
 

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半造膜タイプ

浸透タイプ

 日光や風雨に強い耐候性顔料の効果で鮮明な色が長持ち、長期間木材を保護。木材に浸透し、表面に余分な塗膜を作らない。木の通気性を保つため木の呼吸を妨げないので塗膜のフクレ、ワレがおこらない。ハケ捌きが良く塗りムラになりにくいので、仕上げが簡単。また、塗膜を作らないので、塗り替えの際もごみやほこりを落とすだけで上塗りすることができるなど、メンテナンス性に優れている。木材の内部に浸透し、内部から防腐・防カビ・防虫効果を発揮。

 高い着色力により、さらなる耐久性を実現。木材の内部に浸透し、内部から防腐・防カビ・防虫効果を発揮。表面に余分な塗膜を作らないため、塗膜のフクレ、ワレがおこらない。色もちの良い耐候性に優れた顔料を高濃度に配合。

​造膜タイプ

 塗膜に柔軟性がありワレにくい。塗膜に通気性があってムレにくい。塗膜が木に密着してフクレにくい。優れた防腐、防カビ、防虫効果を発揮。色つきが良く、古材でも明るく仕上げることができ、改修に最適。柔軟性があるため、傷がつきやすく、普段手で触る場所、歩行する床部のは不向き

一般的な塗料

​ 水性塗料からうすめ液を使用する油性塗料など、色の選定の幅が広がり、耐候性などもいいものから悪いものまであるが、木材の収縮に追従できず、塗膜の割れ、はがれ等の不具合が生じる可能性が木部用塗料よりも高い。

浸透タイプ

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キシラデコール

発売以来50年以上の実績を持つ木材保護塗料の定番ブランド。多くの採用実績が高い防腐・防カビ・防虫効果を証明しています。

​キシラデコール
フォレステージ

優れた「乾燥性」と「低臭性」を実現した速乾タイプの木材保護塗料です。
​ノンロット205N
「耐UV」「撥水」「防腐・防カビ・防虫」の三つの性能でしっかり木材を守る高耐候浸透型木材保護塗料
水性バトンプラス
水性の塗りやすさ、低臭でローラーによる施工も可能です。天然成分を使用しており、安心、安全です。
 

​半造膜タイプ

​ガードラックアクア

エナメル調仕上げ(半造膜タイプ)の水系木材保護塗料。
薬効成分をカプセル化し、抜群の耐候性とリフォーム適性があります。
屋内外用おすすめしております

シッケンズ
​セトールHLSe

抜群の浸透性で、木目を際立たせる仕上がりが美しく、表面のごく薄い塗膜が耐候性を高め木肌の感触を生かします

​造膜タイプ

​キシラデコール
コンゾラン

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ノンロット ブルーノ

超高耐候性で長くその表情を変えず、その美しさを保ちます。
​鮮やかな仕上がりで老朽材を美しく保ちます。

柔軟性、通気性、密着性に優れた特殊塗膜で、ワレやハガレが生じにくい塗料を実現。塗替えや古材でも明るい仕上がりに。

  • ■ 屋外の木材は傷みやすい

    天然素材として数々の優れた特性を備えた木材ですが、一方で天然素材ゆえの弱点を持っています。
    特に屋外に置かれた木材は、想像以上にたくさんの「敵」の脅威にさらされています。
    例えば紫外線や雨、カビや腐朽菌などの微生物、木材を食害する害虫など、様々な「外敵」によって変色したり、強度が落ちたりすることがしばしば。以下に挙げたようなケースは、皆さんの身近にも見られるのではないでしょうか。

    1. ①日光・雨による「風化」

    2. ②腐朽菌・カビによる「生物汚染」

    3. ③木材害虫による「食害」

    4. ④その他の木材劣化要因(ヤニ、シミ、藻等)

  • ■ 屋外の木材を美しく保つには?

    木材の劣化を予防する、最も簡単で有効な方法は「木材の塗料で塗装すること」です。昔から屋外の木部に塗装が施されてきたのは、美観を向上させるためだけではなく、「木部を保護する」という大きな目的があったのです。

  • ■ 木材の塗料で塗装する効果

    1. ①ヤケを防ぐ:木材の表面を塗料で覆うことで、日光による変色を遅らせたり予防することができます。

    2. ②木材を擦り傷から守る:塗装によって擦り傷や砂ぼこりによる傷などの物理的な被害を減らすことができます。

    3. ③カビや腐朽菌から守る:防腐・防カビ効果のある塗料でカビの胞子や腐朽菌の繁殖を防ぎます。

    4. ④汚れを目立たなくする:着色することで、諸々の要因で生じる木材の汚れを目立たなくさせます。

  • ■ 塗装(再塗装)のタイミング

    木材の塗料を一度も塗装すること無くそのまま使用し続けたり、一度塗装はしたものの長期にわたって塗り替えを行わず保護効果が低下したままで放置すれば、部材の取り替えなどメンテナンス費用が高くなってしまうことがあります。木材の傷み具合は、立地条件、方角、建物の構造や木材の種類などによって変わってきます。

  • ■ ケースに応じた塗料選び

    木材の塗料を購入するにあたり最も重要となるのは、使用用途に合った塗料を選ぶことです。一口に木材の塗料 といっても、様々な種類、機能のものがあります。そのすべてが高い保護効果を持っているわけではなく、木材を劣化させる様々な脅威に対応した成分が含まれているかが重要になります。屋外の木材への塗装は、「木材保護塗料」が最適です。「木材保護塗料」とは、一般的な塗料が保有する性能に加えて、防腐・防カビ・防虫などに効果を発揮する特殊な成分が配合された塗料です。用途に合った塗料を使用しなければ、紫外線や雨、カビや害虫などの影響で早期に劣化・変色する恐れがあります。

  • ■ 木材保護塗料のはたらき

    木材製品はガラスや鉄に比べると柔らかく、傷がつきやすい素材です。木材保護塗料には傷の防止をはじめ、「木材を外敵から守り、劣化を防ぐ」という大きな役目があります。新しい木材は光による変色や湿気の影響による劣化が起こりやすいですが、塗装によってこれらを予防したり、遅らせたりすることが可能です。
    また塗装によってカビや腐朽菌が水と一緒に木材に侵入するのを防ぎます。防腐・防カビ剤が配合されたものを使用すれば効果はさらに高まります。

  • ■ こんな場所には、「木材保護塗料」を

    「木材保護塗料」を使用する場所はさまざま。ログハウスや木造家屋では、塗装部位が屋外の広範囲に渡るケースがあります。またウッドデッキやテラス、ラティス、フェンス、ガーデン家具など、ガーデニングによく使われている木製品にも塗装が必要です。これらの部位や家具には既に塗装が施されている場合が多いですが、「木材保護塗料」を含む木材の塗料の保護効果は年月の経過とともに低下するため、一般に3~5年に一度は塗り替えをおすすめします。

  • ■ 色・仕上りのイメージも重要

    「木材保護塗料」を含む木材の塗料は、様々な種類、機能のものがあります。塗装後の色・仕上がりは製品によって異なるので、購入前にしっかりイメージしておくことが大事です。

  • ■ 「木材保護塗料」は主に3種類あり

    「木材保護塗料」には、表面にほとんど塗膜を作らず、木材の中に浸透する「浸透タイプ」と木材の表面に薄い塗料の膜(塗膜)を作る「半造膜タイプ」、厚い膜を作る「造膜タイプ」に大きく分かれます。それぞれの特長を知ったうえで目的に合ったものを選びましょう。

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